100author.com  F.P. Wilson
F.P. Wilson F・ポール・ウィルソン F.Paul Wilson
1946年 ニュージャージ州生まれ。医師として働きながら、小説を発表。「ザ・キープ」で一躍人気作家に。
壮大な伝奇ホラー6部作「アドヴァーサリー・サークル」をはじめ、人気シリーズ「始末屋ジャック・シリーズ」は第9作「凶悪の交錯」も刊行。

ザ・キープ〈上〉 (扶桑社ミステリー) ザ・キープ上下 The Keep
アドヴァーサリー・サークル1
1941年、ルーマニアのトランシルヴァニア地方。ドイツ軍に占領された中世の城塞に、ある夜、ただならぬ絶叫が響きわたった。地下室に駆けつけた兵士たちが見たものは、首を引きちぎられた仲間の無残な死体だった。さらに第2、第3の殺人が起き、恐慌をきたしたドイツ軍は、ユダヤ人の歴史学者クーザに調査を命じる。現場に残された古代文字を手がかりに殺戮者の正体を追うクーザの前にある夜、おぞましい異形の存在が姿を現わした。吸血鬼伝説とナチスの侵略という時代背景を巧みに融合させた伝奇ホラーの金字塔。 以上
  ザ・キープ〈上〉 (扶桑社ミステリー)

クーザに前に現われた吸血鬼モラサールは、自分に協力すればドイツ軍を皆殺しにしてやると取引をもちかける。ナチスを憎むクーザはモラサールの申し出を受けるが、その背後に隠された恐るべき奸計を知るべくもなかった。同じころ、クーザの娘マグダは、グレンと名乗る謎の男と出会う。城塞の内部を詳しく知るこの男は何者なのか?そして、父親を救出するために、マグダとグレンが城塞へと向かったとき、人智を超えた戦いの幕が切って落とされた。正統派ホラー小説の旗手ウィルスンの代表作。  以上 ザ・キープ〈下〉 (扶桑社ミステリー)

洋書は、 The Keep (Adversary Cycle)

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マンハッタンの戦慄〈上〉 (扶桑社ミステリー) マンハッタンの戦慄 上下 The Tomb
アドヴァーサリー・サークル 2
巨大都市ニューヨーク。それは現代の魔都だ。この街の裏側では想像もつかない闘いがくりひろげられていた。酷暑の夏、マンハッタンでは街の浮浪者が次々に姿を消すという事件が起こっていた。しかし、その原因は誰にもわからなかった。一方、「保安コンサルタント」こと、非合法の世界で危ない仕事をこなす〈始末屋ジャック〉は、国連のインド外交官だという不思議な男クサムから、路上の強盗に奪われたという家宝のネックレスの捜索を依頼された。ジャックが首尾よくネックレスを取り戻すのと前後して、彼の周辺で奇妙な事件が続発しはじめた。老婦人の失踪、ジャックを誘惑する謎の美女。いくつもの手掛かりが結びつき、驚くべき謎の正体が解かれていく。 以上
  マンハッタンの戦慄〈上〉 (扶桑社ミステリー)

〈ラコシ〉―それは鋭い牙と鉤爪を持ち。黄色い眼を光らせ。人肉を食らうこの世のものならぬ魔物だった。太古の旧支配者がつくり出した醜悪な怪物〈ラコシ〉を操る力をもった怪人クサムは、百三十年前に、インドの寺院からイギリス軍人ウェストファーレン大尉に財宝を盗まれた怨みを晴らし、その子孫を根だやしにすべく、はるばるニューヨークまでやってきたのである。愛する少女ヴィッキーを護るため、始末屋ジャックは死力をつくして戦うが、クサムと彼が放つ〈ラコシ〉は執拗に襲いかかってくる。吸血鬼小説『城塞』で注目されたF.ポール・ウィルスンが、現代の魔都ニューヨークを舞台に描く入魂のオカルト伝奇ホラー巨編。  以上 マンハッタンの戦慄〈下〉 (扶桑社ミステリー)

洋書は、 The Tomb (Repairman Jack Novels)

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触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション) 触手(タッチ) 上下 The Touch
アドヴァーサリー・サークル 3
「あんただ!あんたがそうだ!」浮浪者の薄汚れた手がアラン医師の手を握った。たちまちアランは高圧電流にも似たショックを身体中に感じた。アランが奇跡の人になったのは、その時からだった―触れるだけでいかなる不治の病も治療できるようになったのだ!やがて彼の不思議な治療を受けようと、難病を患う人々が各地から大挙してアランの診療所に押しかけてきた。だが、この奇跡の力にはひとつ問題があった。おかげで、病人たちの間にパニックが生じるが…。 以上
  触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)

ダ・タイ・バオ―ベトナムに古来より伝わる奇跡の癒しの力。アラン医師はこの力を得たために妻と家を失い、あまつさえペテン師の汚名を着せられて医師連盟追放の憂き目にあった。そんな彼に救いの手を差しのべたのがマクレディ上院議員だった。だが、この上院議員の申し出も、実は自分の難病を治すためにアランを監禁し、奇跡の力を一人じめする口実にすぎなかった…。『城塞』、『マンハッタンの戦慄』で著名のベストセラー作家が放つメディカル・ホラーの傑作。  以上 触手(タッチ)〈下〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション)

洋書は、 The Touch

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触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション) リボーン The Reborn
アドヴァーサリー・サークル 4
売れないホラー作家ジム・スティーヴンスは、ある日一通の奇妙な手紙を受け取った。なんとジムが、事故死した遺伝学の世界的権威ハンリー博士の遺産相続人に指名されているというのだ。自分とハンリートのつながりを調べはじめたジムは、やがて自分の驚くべき出生の秘密を知ることになった。だがそれは、ジムと妻のキャロルを待ちうける、恐るべき運命の序曲にしかすぎなかった。 以上
  リボーン―ナイトワールド・サイクル (扶桑社ミステリー)

洋書は、 Reborn

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触手(タッチ)〈上〉 (ハヤカワ文庫NV―モダンホラー・セレクション) 闇の報復 上下 The Reprisal
アドヴァーサリー・サークル 4
南部の大学町で孤独な生活を送る女性数学者リスルは、美貌と才能に恵まれた大学院生レイフと知り合い、恋に落ちた。選ばれた人間は道徳など無視していいと主張するレイフの影響で、徐々に人格を変えられていくリスル。彼女の数少ない友人だった用務員のウィルは、そんなリスルの姿を見て、ある忌まわしい記憶が甦ってくるのを感じた。それは、五年前、彼がまだビル・ライアン神父と名乗っていたときに起きた、悪夢のような出来事の記憶だった。巨匠F・ポール・ウィルスンが『リボーン』に続いて放つ鮮烈な心理ホラー。 以上
  闇の報復〈上〉 (扶桑社ミステリー)

リスルを悪の世界に引き込んだ青年レイフは、かつてビルの教え子ダニーを惨殺した謎の女サラと瓜二つだった。それに気づいたビルは、レイフにサラとの関係を問いただす。だがレイフは冷笑を浮かべながら、一つの驚くべき事実を明かした。ビルが五年前に自らの手で埋葬したはずのダニーは、実はまだ生きているというのだ。―復活を遂げた『ザ・キープ』の悪の化身ラサロムと、『リボーン』のライアン神父との終わりなき闘いを描き、傑作『ナイトワールド』へと続くファン待望のホラー巨編、ついに登場。  以上 闇の報復〈下〉 (扶桑社ミステリー)

洋書は、 Reprisal

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ナイトワールド〈上〉 (扶桑社ミステリー) ナイトワールド 上下 The NightWorld
アドヴァーサリー・サークル 6
1941年、ルーマニア奥地の城塞で、光の剣の使い手グレーケンによって滅ぼされた「永劫なる魔性」ラサロム。しかしラサロムは驚くべき復活を遂げ、いまふたたび世界を恐怖と混乱のどん底へと叩きこもうとしていた。宿敵の復活を知ったグレーケンは、かつてラサロムと闘った〈始末屋〉ジャック、ライアン神父、バルマー医師らと共に、ラサロムの野望を阻止すべく立ち上がった。傑作『ザ・キープ』のグレーケンとラサロムの最後の対決を描き、伝奇ホラー六部作〈ナイトワールド・サイクル〉の掉尾を飾る超大作。 以上
  ナイトワールド〈上〉 (扶桑社ミステリー)

太陽の運行を狂わせ、無数の殺人虫を放って殺戮を繰り返すラサロムの前に、世界は大混乱に陥っていた。グレーケンは、ラサロムを滅ぼすための剣をふたたび手に入れるべく、仲間をルーマニアとハワイへ向かわせる。はたして、ラサロムが完全な成長を終える前に、剣を手に入れることができるのか?そして、太陽を失った「夜の世界」では、ラサロムとグレーケンの最後の決戦の火蓋が切って落とされようとしていた。『ザ・キープ』『マンハッタンの戦慄』『触手』の登場人物が総登場するウィルスン・ホラーの集大成。  以上 ナイトワールド〈下〉 (扶桑社ミステリー)

洋書は、 Nightworld